いつもありがとうございます
昨年の秋からスタートし、今年6月に全40回の過去問演習のフィナーレを迎えた「答案練習場」ですが、セカンド・シーズンを9月10日(日)からはじめます
「答案練習場」は、直近10年分の論文式試験の本試験問題を毎週1通分出題するとともに、参加者である現役の弁理士試験の受験生に対して、
・過去の本試験問題の出題
・答案の添削
・解説講義 (ビデオ収録)
・答案講評 (ビデオ収録)
を提供する取り組みです
「直近10年分の論文式試験の本試験問題を毎週1通分出題」
=合計40通分 (全40回)
という都合上、論文式試験の合格発表前である来週10日(日)のスタートとなることをおゆるしください
本日は、ひとまず今シーズンの全体スケジュールをご紹介しつつ、各学期のコンセプトをお伝えします
まずは第1学期(全15回)のスケジュールです
第1学期は、9月10日(日)からスタートします
この日から毎週日曜の朝、7:30にメールにて参加受験生へ1通分の本試験問題を出題します
第1学期は、直近10年分の本試験問題の中から、今年の本試験問題の類題を中心に出題します
ごくカンタンに言うと、第1学期に出題する本試験問題の解説講義では、
「今年の問題も、この過去問と似ていましたよね」
「この過去問が解けていれば、今年の本試験問題も書けましたよね」
という主張に力点を置いた説明をします
また、第1学期で出題する問題は、直近10年分でも難易度が低めの問題をセレクトしています
科目別の出題割合は、おおむね毎月、特実:意匠:商標=2:1:1です
どの学期も、出題する問題の科目(法域)には極端な偏りがないように出題します
もっとも、試験科目をバランスよく出題することよりも、全40回の答案練習を通じて本試験で合格ラインを超える答案を書き終えるための力を養うことを最重要視ているので、出題順についてはおまかせください
まずは第1学期・年内の15回で、
・問題の読み方
・事案の整理の仕方
・答案構成のまとめ方
・答案の書き方
・試験時間の使い方
・解答スペースの使い方
といった基本を身につけていきましょう
次に年明け、第2学期(全13回)のスケジュールです
第2学期は、1月の全4回で今年(2023年)の本試験の問題を出題します
年内の15回で培ってきた答案完成の力をもとに、今年の本試験問題に改めてチャレンジしてもらいます
この1月は、年内の答案練習で培ってきた実力で今年の本試験問題に臨めばどれだけ通用するのか、中間テストの位置づけです
1月はあらかじめ出題する問題を公開しているので、できれば年末年始の1日を使って、本試験と同様のスケジュールで1日4通書いてもらいたいです
(毎週の受験勉強の指針は、出題時に適宜説明します)
ちなみに、この月に限らず、1か月1度の頻度で1度答案を書いた問題や復習問題を交えて、1日で4通を本試験と同様のスケジュールで書くことを今シーズンは推奨します
(この演習量のメリハリについても、次回以降のレターで改めて解説する予定です)
第2学期の残りの回は、直近10年分の本試験の問題のうち、ややトリッキィな問題・解答内容を迷うような問題を中心に出題します
トリッキィな問題・解答内容を迷うような問題に対して、試験時間内にどのように解答をまとめていくのか、書かなくてよいことは何か、といったポイントにも力点をおいて解説していきます
また、第1学期で直近10年分の本試験問題の中から、今年の問題の類題を出題するということは、第2学期は、必然的に来年の本試験に出題が予想されるテーマの問題を出題する比率が高くなります
最後に第3学期(全12回)のスケジュールです
第3学期は、直近10年分の本試験問題のうち、設問の分量が多く、解答スピードが要求される問題を中心に出題します
第1学期、第2学期で培ってきた実力を完成させ、
「たとえ問題のボリュームが多くても、制限時間内・4ページ以内で合格ラインを超える答案をまとめる」
ことに主眼を置いた解説をしていきます
というわけで、本日は来週10日(日)からスタート予定の「答案練習場」セカンド・シーズンの全体スケジュールをご紹介しました
1. 毎週の答案練習(答案の添削)の進めかた
2. 「答案練習場」の参加のしかた
3. ファース・トシーズンからの変更点・改善点
については、次回以降のレターで具体的にご説明します
レターの無料登録がお済じゃない方は、このページの末尾にて、今のうちにメールアドレスを登録しておいてくださいね
それでは、本日も最後までお読みくださいましてありがとうございました
追伸:
過去問の答案練習をすれば論文式試験は攻略できる
という結論は、今年の本試験問題を見ても1ミリもゆるぎませんでした
それどころか、昨年に早々と言及(予想)していた通り、今年も設例に示された事実を評価することを求める問題が出題されていましたよね
(意匠・商標の事例問題がそうです)