大変お待たせしていた、
『弁理士・短答式 過去問22年分の全肢解説(パリ条約・TRIPS協定)』
をリリースについて、ようやく限定配布の準備ができました
今回の教材、22年分の肢別過去問集を作成した理由として、
【本試験で51点が獲れるまでになった受験生時代の自分を変えるキッカケを与えてくれた過去問集を、現役の受験生にも使ってもらいたい】
という思いがあることは、第1弾の「不競法」編のリリース時にお話していましたが、この教材をリリースする理由はもう1つ、
「"過去問と同じ問題は出題されない"という風説に惑わされて、今年の本試験を棒にふることは避けてほしい」
という願いもあります
この点については、なによりもまず「出題実績という"事実"」をご覧ください
ここでは条約の本試験問題しか引用しませんが、
シンプルに、出題実績という事実は、
「弁理士試験は、他の法律系の国家試験とは違って、過去問と同じ問題は出題されない」
という命題とは真逆・正反対ことは一目瞭然です
同一の問題、っていうだけで、そのほかに、
といったほかの法域の重複出題例を挙げることもできますし、
のように、
同じテーマについて、極めて近似する設問表現で出題されてる
本試験問題まで含めれば、こうして複数のエビデンスを出すことができてしまいます
この点について、
「他の国家試験では、もっと過去問と同じ問題が出題されるんです」
という指摘もあるのかもしれないですが、僕らは資格試験に関するコメンテータではないし、弁理士試験に合格するのが目の前の唯一の、達成したい大きな目標なのですから、
「弁理士試験では過去問が繰り返し出題されている」
という結論のほうが圧倒的に重要です
そもそも、過去問は「同じ問題が出題される/されない」ってことによって「取り組む/取り組まない」が左右されるわけではなく、過去問はその演習を通じて、
・本試験の難易度の"幅"を知る
・問題演習を通じて自らの理解に揺さぶりをかけながら、条文・制度・判例の理解を深める
ことができるのが最大のメリットです
「過去の本試験問題」という演習素材は、受験生ならば誰でもアクセスできるのに、なんだかんだ理由をつけてやらないのは「極めてもったいない」です
そんな思いで、
- 条約
- 不競法
- 著作権法
これら3科目の勉強時間を増やす時期である春先に合わせ、22年分の過去問の全肢解説、肢別過去問集を連続でリリースしています
【2023年の短答式試験の攻略における、「パリ条約・TRIPS協定」の重要性】
昨日は、
・第1弾の「不競法」編をお求めくださった現役受験生
・全肢解説「パリ・TRIPS」編のサンプルページをリクエストしてくださった現役受験生
に対して、第2弾の「パリ条約・TRIPS協定」編を先行リリースしました
毎回、リリース時には準備しなければならないことが多くて、強いストレスがかかる(涙)のですが、ご案内後にお求めくださった旨のメールが届くと、どこか安心します
今回の教材も当初は未公表著作物とするため、
配布できる部数を20~30程度に限定
してます
市販の過去問集のように、毎年3,000~4,000人に売りさばいて2,700~3,000人を合格に導けないのは自分の思想信条に反する、そんなふうに思うことがあります
そもそも、レターとSNSとを通じたこじまんまりとした発信スタイルなわけですし、リリースする教材の特色を理解した上で、お求めくださる現役受験生20~30人を合格にいざなうことができれば、それで十分だと今は考えてます
そんな僕の思い/考えは脇に置いといて、パリ条約・TRIPS協定、2つのテーマについて本試験の問題を過去22年分数えたら、ちょうどPCTと同じだけのボリュームで出題されていることに気づかされました
条約の攻略といえば、難攻不落のPCTに意識を奪われがちですが、