いつもありがとうございます
今週は週明けから合格報告が複数届いてとても幸福なスタートでした
弁理士試験の合格発表って、番号があるとメチャメチャうれしいんですよね
番号を見つけるまでの不安、番号があった時のよろこびの高低差がありすぎて、なにがあったかすぐには分からないくらいの浮揚感・高揚感に包まれます
「あった、あった!」
と思って初動のよろこびが訪れるんですけど、にわかには信じられなくて、合格発表を何度も見返すんです
「50回ぐらい見た」
なんて合格者のツイートも見かけましたが、みんなマジで50回ぐらいは見てるはずです
で、何回見ても自分の番号があるんです
そうすると、何回見ても合格したよろこびが波のように押し寄せてくる
この喜びの波状攻撃を受け止める心地よさと言ったら至福でしかないですよ
「あの答案でどうして受かったんだ?」
という思いがあっても合格してしまえばこっちのもの、でも本当に見間違えかもしれないから合格通知が来るまでは信じないぞと思っているところに合格通知が届きます
その合格通知をまざまざと見ているうちに、
「私は本当に合格したんだ、ついにやったんだ」
という喜びに再び頭のてっぺんまでパンパンに満たされる
受験から3か月待たされたからこその巨大なよろこびとも言えます
「答案練習場」2ndシーズンに参加し、来年に歓喜を味わう準備を
そんな人生最大のよろこびのうちの1つとして数えることができる論文式試験の合格発表の瞬間を、来年の弁理士試験を受験するあなたにも味わってほしいとの願いで、「答案練習場」を今年も参加人数限定でオープンさせました
合格者からの合格報告の第一声は前回のレターで速報で伝えましたが、ここでも再掲しますね
全40回の過去問演習を通じて直近10年分の本試験問題の答案を書いて復習、この基本コンセプトを信じて続けてきた受験生の大勝利だなぁと、主宰していてしみじみと感動しています
答案練習場は、毎週1回、日曜の朝7:30に、直近10年分の本試験問題から1題出題しています
今月からスタートした2ndシーズンの出題実績は以下の通りで、すでに3回分を出題済みです
9月~12月までの第1学期は、直近10年分の本試験問題の中から、
・比較的解きやすい問題
・今年の本試験と共通のテーマが出題されていた問題
(=今年の本試験の類題)
を中心に出題しています
第1学期は、全15回の過去問演習を通じて、
「今年の本試験問題も、過去問で類題が出題されてたな」
「過去問やっておけば、論文式試験で合格ラインを超えた答案が書けたんだな」
と実感してもらうことも目的としています
出題科目はランダムですが、おおむね、本試験と同様に、
特実I:特実II:意匠:商標=1:1:1:1
になるようにスケジュールを組んでいます
引用したスケジュール表にあるように、毎回の出題では、復習用の問題としてその週に出題した直近10年分の過去問のさらに類題を平成14~25年の本試験問題からピックアップして案内しています
「案内」というか、その週に出題した問題の解説講義の最後に、復習用の過去問についても、
・どのような観点で今回の問題の復習問題としてセレクトしたのか
・どのような観点で答案練習をすると効果的なのか
について、問題文と答案構成例とを示しながら解説しています
解説講義は、どの科目、どの本試験問題であっても、
問題把握
↓
事案整理* (*条文説明問題ではスキップ)
↓
答案構成
↓
答案表現
という統一されたただ1つのプロセスで答案を完成させていくという考え方に基づいて、
問題把握
↓
事案整理
↓
答案構成
↓
答案構想
↓
解答に必要な知識
↓
答案表現の工夫
↓
本試験の出題傾向・次の本試験の出題予想
を詳しく説明しています
「答案構想」という隠されたステップ
このうち、「答案構想」は僕だけが勝手にそう呼んでる言葉なので聞き馴染みがないと思いますが、
・制限時間内に最後まで書き終えるためのペース配分
・解答用紙4ページに全問の解答を書き遂げるための解答スペースの配分
にフォーカスしたステップのことです
論文式試験の答案を、
問題把握 ⇒ 事案整理 ⇒ 答案構成 ⇒ 答案表現 (答案作成)
の順で完成させますよ、ってことは、誰でもやってることだし、極めてスタンダードな説明なのですが、
この順番で書いてるのに、合格ラインを超える答案と超えない答案とが生じるのはなぜだろう
ってずっと考えてました
その答案の完成度の違いをもたらす、最後の1ピースが「答案構想」だというのが僕の現在の仮説です
詳細は毎回の解説講義にゆずりますが、どんなにパーフェクトな答案であっても、
・時間内に書き終えることができない
・答案用紙4ページをオーバーしてしまう
のならば、しょせんは「絵に描いた餅」・バーチャルなレギュレーション違反答案です
現行の弁理士試験の論文式試験は、今のところ、
「タイトな制限時間、タイトな解答用紙に、できるだけ完成度高い内容をまとめる競技」
なわけですから、「書くか/書かないかの取捨選択」がその年の合否の明暗を分けます
制限時間についていうと、内容が同じなら1字でも短く書けるほうが時間を余らせることができるわけだから、答案練習を通じて、
・同じ内容なら1文字でも短く書く
・同じ長さならより濃く書く
さらに、
・同じ長さ/同じ内容なら、より軽く (=総画数を少なくし、手への負担なく)書く
という意識で自分の答案表現に磨きをかけることが本試験でより安全な合格圏内に入るために有用です
毎週・日曜、朝の7:30に出題するのは、本試験当日と同じ日曜日に、本試験と同じスケジュールで答案を書くことを可能にするためです
時間の使い方も体調の整え方も、可能な限り本試験当日に近づけることで、受験勉強の習慣作りも含めて本試験に向けた工夫をより実践的に完成させていけます
この意味で、「答案練習場」に参加する受験生には、
「日曜日は10~17時を弁理士試験の論文式試験に使う」
という意気込みで毎週の過去問演習に臨んでほしいです
さて、毎週作成した答案は、各自がスキャン/撮影をし、PDFファイルとして提出してもらいます
(具体的な提出方法は、参加後にメールにてお知らせしています)
毎週の答案の提出期限は、水曜日の21時です
この提出期限までに届いた答案は、その週の金曜25時までに添削し、その週の土曜には返却するというサイクルです
(提出期限を徒過した答案は、順次添削して返却しています)
答案例・解説講義ともに、最新の法改正・本試験の出題傾向に対応
答案の提出後には、出題した問題についての、
・答案例
・解説講義
を、添削した答案の返却に先立ってシェアしています
ここでシェアする答案例は、令和5年に可決成立した法改正にすべて対応しています
また、解説講義も、改正対応に加え、令和5年の本試験での出題内容・出題形式をふまえて、全40回・すべて撮りおろした最新版をシェアします
さらに、昨シーズンに収録した全40本の解説講義には、昨シーズンの参加受験生の質問対応が残されているので、主としてその質問・回答を参照することを可能にする目的で、こちらもあわせて視聴できるようにしています
受験生から寄せられた質問には、すべて/スムーズに応答しています
毎週出題した問題や、その問題に関連した事項は、解説講義や後述する全体講評のコメント欄にて、回数無制限で質問することができます
寄せられた質問/その質問に対する回答の内容は、すべての参加受験生が閲覧可能ですから、重複した質問を避けつつ、他の参加受験生の質問、それに対する回答からも理解・学びを深めることができます
質問は、有無を毎日チェックし、質問があったことを認知してから24時間以内の回答を心がけています
質問対応についても、
ということで、合格した参加受験生に高く評価してもらえました
受験生からの質問対応については、はっきり言って評判が悪い市中の受験指導機関もあるやに聞いています
質問したのに週単位で返事が返ってこないとか、誰か別の人が答えているとか
僕らは今のところそのようなムダな工数をかけることは一切していないので、ご不明なことがあればご遠慮なくおたずねください
ちなみに、質問については、なんでもかんでも質問すればよいかというとそうではなく、
「疑問に思ったことを抱えたままにせずに聞ける/答えが返ってくる」
という学習環境が1番大切だと思っています
質問対応は、他の参加受験生の学び/理解の提供の観点からも、制作するコンテンツをさらによいものにしていくためにも能動的に取り組んでいます
答案は、オリジナルの配点表に基づいて添削
提出された答案は、オリジナルの配点表に基づいて添削し、適宜コメントをつけて返却しています
オリジナルの配点表のサンプルはコチラです
このようなおおむね1~3点刻みの細かい配点表を、直近10年分・全40通分のすべての本試験問題について自作しています
あなたが受験する予定の令和6年の本試験ではどのようなスタイルで答案が採点されるか、外部からは知るすべはないのですが、元試験委員の先生がかつて受験雑誌のインタビューで答えていた内容をふまえると、少なくとも過去の本試験ではあらかじめ用意された配点表に基づく採点がなされていたことがうかがい知れます
また、
・答案の評価について客観性・公平性を担保する
・採点者の採点ブレの影響をなくすために、素点をもとに算出した偏差値を得点とする
たとえ本試験における実際の採点が、僕らが用いてるオリジナルの配点表とかけはなれているものだとしても(それは考えにくいのですが)、昨シーズンの実績を見ると答案練習場における得点が高ければ、本試験でも合格できているので、今シーズンも同様に添削・評価をしていきます
答案の添削のサンプルはコチラです
答案添削についても、今年の論文式試験に合格した受験生からコメントをもらいましたので紹介しますね
「●●●●円という破格のお値段で、こんなに豪華な添削をしていただいていいものかと、毎回驚いておりました」
という感想はうれしいです
(費用については特に安値を意識しているわけではなく、質をふまえた見直しをしています)
昨シーズンは、答案はすべて同一の添削担当者が見ていましたので、前回までに提出されたすべての答案をもふまえた、個々の参加受験生の実力やクセを加味したコメントを心がけています
今シーズンは、添削担当者の増員を計画している都合上、すべての回について同じ添削担当者が採点することをお約束しないものの、統一された配点表に基づいて添削/採点することに変わりはなく、また後述する全体講評のために僕らはすべての答案に目を通していますから、
「採点者によって書かれるコメント・評価がバラバラで、何を信じていいかわからない」
という添削ガチャが発生することはありません
添削した答案をピックアップし、答案と出題とについて全体講評で毎週レビュー
ここまで、
・出題
・答案例
・解説講義
・質問対応
・オリジナルの配点表
・答案の添削/採点/コメント
について説明してきました
さらに、期限内に提出されたすべての答案から毎週2通ほどランダムにピックアップしつつ、出題者と添削担当者がその週の問題・答案についてコメントしていく全体講評を毎週収録し、こちらも参加受験生限定で見れるようにしています
こちらは全体講評回のイメージです(昨シーズンの全体講評の一覧です)
もしも返却された答案の採点やコメントについて不明なことがあれば、この全体講評のコメント欄にて質問を受け付けています
・自分では書けたつもりだけど得点できなかった
・前回の答案の評価と今回の答案の評価とについて基準がわからない
といった場合も、コメントのやりとりを通じて疑問を解消できる体制を整えています
「答案練習場が"小規模な"うちに参加できてラッキーでした」
以上のような体制のもと、全40回の過去問演習を通じて答案を完成させる力を鍛えていきましょう
合格報告を合格発表当日の熱量で送ってくれた参加受験生からは、
という率直な感想も送っていただいています